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2020年11月25日水曜日

論文の価値の指標として、「どれだけ引用されたか」ってのがあります。医学論文は分野によりますが、麻酔科学であれば年間に数回引用されればそこそこ読まれている方になると思います。

「注目されやすい研究」とか、「それを引用すると、何かと都合の良い論文」で高いスコアをあげるのも、それは大事でしょう。

でも、私個人にとっては、「どこかの一人の研究者が、同じような文献が少ない中私の論文を見つけてくれて、自分の研究を見てくれませんかって連絡を取ってくれる」
だけで十分うれしいな(いっぱいの研究者からくるとそれは大変だろう。こねーけど)。

こんなんだからダメなんだよな。

2020年7月15日水曜日

年長者とであう話

ちょっと前に雑誌で連載していたお話を、単行本にしてもらいました。
これに関する仕事をやっている間は、自身のキャリアのこともあって多分人生で一番忙しくて、初めての実名の本なのに…もっと時間をかけられたら…自分で100点をつけられたら…と思いながら、でした。

思い出す話があります。

若いころ、ある大ベテランの作家(80代!)さんが医療小説を書くのにあたって、大々的にお手伝いをさせていただける幸運に恵まれました。
身の程知らずの物言いもいっぱいあったなあ~と恥ずかしく思うのです。
でも、先生は、私を穏やかに受け入れて下さり、そして、出版社の社長など、たくさんの人やこれからのお仕事を可能性を紹介してくれようとしました。
でも、私は当時「学位論文---医者が、大学病院でキャリアを積むには必須で、研究合わせて数年かけて書くもの)」なるもので、忙しかった(これは本当に頑張ってやってよかったです)。
もちろん、そのご年齢で精力的に活動されている先生のお顔を前に「時間がない」という言葉だけは、口にできませんでした。

でも、なんと言ったか思い出せないのです。
多分前向きな言葉を選んだと思います。
それでも、一瞬だけ見えた少し残念そうな先生の表情が、強く残っています。

コロナじ〇つ

まず、この話を書くにあたり、「私自身が経験したことや、私の住む県の話を元にしているのではない」のを前置きとさせていただきます。
コロナ患者は、その疾患の治療は最重要だが、その後のじ〇つ防止の手配を行った方がよさそうです。
医療従事者として、「必死に救った患者が、クソ田舎の周囲からの圧力でいのちを縮めてしまいました」ようなストーリーは、二重三重に報われないように思います。がんばって行っている「地域医療」の対象者が、耳を疑う形で加害者にもなっているのを知ると、ただただ残念です。
これからも、そんなことが起きてしまうのはなないかと危惧しています。

敏感すぎる話

立場の弱い人が必要以上に叱られている場にいると、自身も勝手に傷つくタイプの人だと自覚しています。

多分、それを最初に自覚したのは小学生の頃です。歯科医院で私のケアをしていた衛生士さんが、Drにむっちゃ怒られてました。なんか印象を取るためのペーストみたいなやつの管理が悪くてやり直しになったようだった。いまにしてみれば「大事なことなんだろうけど、私の前でそれでは、彼女の立場がないだろう」と言葉にできるのですが、そういう感情を強くもったのを覚えています。

コンビニで、20年前からここでやっているおっさんのオーナーが、たぶん本部から来た若造になんか言われています。「客に聞こえるように指導する」のもマニュアルにかいてあるのかはしりませぬ。 ただ、おっさんには悪いが、この緑色のコンビニはしばらく行かない。なんか傷つく。

2018年12月30日日曜日

行く年

今年は、専門分野の内容でありながら、完全に自身のノリで書いたものを雑誌に連載させていただくという好運に恵まれました。
色々学ぶことが多かったのですが、一番はやはり「編集・校正のかたが冷静な意見を下さる」ことでした。世の中に出す前に、忖度なしに評価してもらえるのは貴重なことです。

2018年6月15日金曜日

執筆中には、無理してアレな思いをしない方が良い

最近、色々締め切りが多いのです。執筆や講演、編集に関わることなど、自身または人様のアウトプットに関わるものです。
望んで承っていることなので光栄ですし、夜中や休日にそれをやるのもいいのですが、よりよくやるためのメモです:

私の本業の仕事は、準備した上でその場にいるまたは呼ばれれば、比較的自動的に(医者個人の都合等など関係なく)進んでゆくタイプの仕事です。ゲームで言えばスクロールするシューティングものとか、テトリスです。
一方、ものを書いたり(まあ各種調整業務や、ペーパーワークもそうですが)は、能動的な作業です。PCを開き、資料をばらまいても、乗らなければ3時間経っても何も産まれない。ゲームで言えば、初期のアドベンチャーゲームあるいはRPGです。

どっちのお仕事が高度、という話ではないです。
後者の、「能動的な仕事」をやる上で、結構重要かもしれないことに最近やっと気づいたわけです。

”どーでもいいことで、心を乱されると、能動作業のクオリティが落ちるか、全くできなくなる”

つまり、安定したアウトプットには、安定した感情が必要。

改めて、普段まわりに居てくれる方々に感謝する次第です。









2018年6月11日月曜日

卒業

入職以来何度か、研究の指導をさせてもらっていた若者が、春に家庭の事情で退職し、遠方に転居しました。
3ヶ月経った今回、海外の学会で合流し、雪国医大医局員(演題登録時)としての最後の発表を、無事に終わらせてくれました。
ご卒業おめでとう、と言いたいところだが残念、研究は論文が雑誌に載るまでです。

・・・そう考えると、私の留学も、まだ全部終わっていない。