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2014年9月27日土曜日

口内炎

どうして外来や講義・講演など、舌を酷使する仕事の前日になると、発症するのか。
手紙をしたためてみた。

里見へ

この手紙をもって僕の医師としての最後の仕事とする。
まず、僕の病態を解明するために、まずは精神科のF君あたりに除外診断をお願いしたい。
以下に、口内炎治療についての愚見を述べる。
口内炎の根治を考える際、第一選択はあくまで外用であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、
発見した時点で粘膜亀裂や播種をきたした進行症例がしばしば見受けられる。
その場合には、ビタミン剤や漢方薬を含む全身治療が必要となるが、
残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの口内炎治療の飛躍は、外用以外の治療法の発展にかかっている。
僕は、君がその一翼を担える数少ない医師であると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
君には口内炎治療の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、口内炎による犠牲がこの世からなくなることを信じている。

なお、自ら口内炎罹患の第一線にある者が早期対処できず、治療不能の口内炎で斃れることを心より恥じる。

財前


2014年9月18日木曜日

最近実習の学生さんからよく聞く話:「最近は○島(当地)ラブの人が多くて、奨学金もらってる人も含めて、卒後もずっと福島に残るって言っているひとも結構います。夏休みの病院見学も、のきなみ県内で」

え? …う、うん、いいんだ、それで。私たちにとってはマンパワーが増えて都合がいいんだ。多分県民も助かるよ。皆さんがそれでいいなら、みんなハッピーです。

ちょうど私ぐらいの学年の人間は、ローテートなどない卒後直入局が常識の最後の世代です。
同世代をみても、奨学金などなくても母校だから○島に残って、もともと医師不足で「聖地」とか言われているうちにさらなる事案が重なって、(マイナス要件の少ないところだったら、もっと力をつけられるかもしれないのに、という思いをマグマのようにためながら)置かれた状況のなかで一様にもがきながら今に至っているように見えます。
ちょっとそれを踏まえて。

その、若者として、迷ったうえでなんだよね?

残留を(本心からですよ)勧めておきながらこういう風にも思うものです。
もちろん、外で武者修行をして、惜しまれるような人材になってから戻ってきて、その上で長くいついてもらうのはさらに大歓迎です。

2014年9月15日月曜日


10年前に、当直開けて休日だけどすることないし、突如数百キロドライブしたときの写真を発見。F県西部の山奥ですね。

10年たって、こういうことをする体力と、時間というより気持ちの余裕を失いつつあるのを実感。
取りあえず、秋にたくさん抱え込んだ講演や発表や締め切りを片付けたら、考えよう。

2014年9月14日日曜日

いいなー外国

経歴の中で2回留学なさっている先生も結構おられるようですね。
さすがに3回というのは聞いたことがなく、そういう人は「帰ってこない」のでしょう。

最近、それが色んな意味でうなずけるようになってきた気がします。
そういう方は、研究実績をつくりたいとかもあるのでしょうけど、きっとそれだけじゃないんだろうな~ということもいくらか想像がつくようになってきました。

大人になってからは絶対にネイティブ話者にはなれないから、また言葉の不安と戦うことになるかも。
でも逆に、日本語が通じる人みんなと、会話が成立するわけではありません。

海外に出てしまえば、身内や友人と会いにくくなるかも。
でもそもそも日本で勤務医をやっているような人は、自動車圏内の家族や親友に会うのですら一大事業です。

いいなー外国

2014年9月13日土曜日

口が開かぬ

ある朝から口をあけようとすると、なんか耳の後ろあたりで激痛なわけです。
まあ声は出るし、食べる時も反対側で噛めばいいやと思って放置していましたが、1か月近く経ってしまいました。
ちらっと専門の先生にきいてみたところ、一瞬で「ストレスによる顎関節症」と教えてくれました。

あーー、たしかに、何かそんなことがあった翌日にはそうなっていた気が。
これまで、健康のことについて「あとは、ちゃんと寝てストレスを減らして」みたいなアドバイスをうけては、「働いてるんだから無理だろ」とか「そんな、占いじゃないんだし」とか内心話半分にきいていました。
しかし、はっきりした因果関係を目の当たりにして腑に落ちてしまうと、馬鹿にできません。

やはり人間、若い時期を終えると、いろいろと引き算になってくるものなようです。
とりあえず、いつかボールを7つ集めて、まずは口内炎と風邪にならない体がほしいですね。




2014年8月20日水曜日

また英語を勉強しなければならぬ

帰国後3年たって初めての海外の学会を近日に控え、英語の復習をしなければと思うもののどうしていいか思いつきません。
仕方なく、在米時に作った「日常表現1対1対応エクセル表」をみてみます。
最初の1行は
"It isn't a good idea..."
忘れもしない、初めて行ったSmith'sという地域ではメジャーなスーパーで、会計の仕方が分からなくて野菜2種類を同じビニール袋にいれて出したらレジのおばちゃんに言われたフレーズです。
(一品目一ビニールが鉄則)
読み進めるほどに脳裏によみがえる、主に失敗の記録と周囲の人間の口グセ。
生きた英語なのは確かですが、なんか漂うコレジャナイ感。





2014年8月15日金曜日

捨てるはずもないのになくなるもの

ヤフオクで探して購入。
純正リモコン紛失以降代用していた安物のコンパチブルのは、なんとボタンが足りませんでした。
とりあえず、一年ぶりに録画したやつが見られるようになりました。
昔から、ハードオフなんかのジャンク品コーナーで、古いリモコンだの充電器だのがあると「どんな人が必要なんだ?」とか思ってました。
私か。

一年ぶり更新

最近FBにしかものを書かなくなっていたのですが、有名な麻酔科関連のリンク集にのせていただいたためか急にアクセスがふえました。ありがとうございます。

今月号のLisaに福島市の紹介があります。
是非ごらんになってください!