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2011年6月29日水曜日

トップレス

夏になってくると、アメリカの男性の中にはシャツすら着ないで公道をあるく人がでてきます。
公園でジョギングする人も、テニスをする人もそんな感じです。

その手の人は「見てくれこの筋肉」状態でして、一見して機械とプロテインでこの季節のためにこつこつと造り上げたのだということが分かります。

それでも、レストランなどには"No shirt no service"の張り紙がでます。

「アンダレスならいいのか」という突っ込みはきっと誰もしないのでしょう。

2011年6月25日土曜日

ネバダギャンブル

有名なラスベガスですってきました。
で、こりずにウェストウェンドーバーというユタ州との境にあるカジノしかない小さな街でもすってきました。

いまだ英語に自信がないため、テーブル系は敷居が高いです。
その時点で、ディーラーに気持ちで負けていますのでやめておきます。
そこで今回は、誰とも話さなくてもできる(1credit 1centの)スロットマシンとキノで、じっくりと負けました。
ちなみにキノってのは、まあ一瞬で結果が分かるロト6みたいなもんです。

私は日本でパチンコ・パチスロをやらないのでそれらと比較できませんが、こんなにすごい勢いでお金が吸い込まれていくものなんですね。
むしろ気持ちよかったです。
ついでに、時間があまりなくてよかったです。

賛否両論でるでしょうが、日本でも激甚災害に見舞われたら、そこが期間限定でカジノ特区になるような法案があってもいいかもですね。
期間終了後は撤収、もしくはcostcoかIKEAにでも変えてしまえるように、プレハブと中古のマシーンでいいんです。ネバダのカジノのように飾り立てる必要はありません。
スロットマシーンだのルーレットであれば、他の合法公営ギャンブルとはゲーム内容的にかぶらないでしょう。

もちろん、ギャンブルを全面的に推奨するのはどうかなという気もします。しかし、日本にも地下経済的なものがいくらかあるでしょう。で、そこにお金が流れるぐらいなら、復興に流れたほうがマシ、という話です。

岩手・宮城・福島の沿岸地域と、原発被害を被っている福島市・郡山市などに「足を運ばないとできない」システムにすれば多少地域にお金が落ちますね。
これで破産する人がでないように、銀行カードの残高の2割以上は使えないような仕組みのコイン販売機みたいなものでの「ひと手間」が必要かもしれませんが。また、先に述べた倫理的な面でもクリアしなければいけないことがあるかもしれませんね。

ともあれ、すったお金が被災地のために使われるのであれば、きっとさらに気持ち良くなるでしょう。

(追加)
・・・などと書いていたら、宮城県ですでにそういう議論があるのですね。

2011年6月22日水曜日

○ンタマ その3: 極北クレイマー

さすがにこれはメーカーに教えてあげないといけません。同時に、日本で回収情報などがあったかもしれないのを見落としている可能性を確認しないといけません。

私の知る限り、通常使用で体内に異物が残る医療器具は、問題があります。
クリニックに電話すると、メーカー担当者から連絡が行きますよ、という話になりました。

最初に断っておきますが、文句をつけたいのではないんです。
医療器具にしろ原発にしろ、ちょっとした不具合を放置すれば、関わる全ての人が不幸になるからです。その生産ロットの調査と、表ざたにしなくていいから、メーカーのHPをよく探すと分かるような注意勧告を出してくれるだけでいいんです。
私の行動は善意から出ているのです。

・・・しかし、この手の善意は、それを示した人のぐったりで終わるのが世の常です。

クレーマー担当お客様窓口によれば「このコンタクトは薄手で装着感が良い半面、使い方によると(良くない、とか悪い、という言葉を選ばないのはさすがです)損傷する」ことを丁寧に説明してくださいました。

すでに一度医者に助けてもらうような事例に遭遇し、その経験を生かし医師・科学者(今研究者なわけだし)の目で使用前・使用後に観察し、万全の注意を払って使用しても、メーカーによればド素人になってしまうわけです。そりゃそうですね。

話の流れで、思わず「私が医師だとして、交通事故でも熱傷でも、救急患者の管理するとしましょう。使い捨てコンタクトを装着しているなんて普通で、常に眼科専門医が診てくれるわけではありません。麻酔・ICU管理の際に全身の異物・人工物を外す必要がありますが、患者に意識がなければ、それをやるのは看護師や専門外の医師ですよ。でも、御社のレンズが脆弱なのをしらなければ、断片を残しちゃうかもしれないですよね。私はそういう目で見ていたから、今回の損傷もみつけられて、(地方を旅行中で医者にかかれず)二日後に至るまで注意して観察し、多少の結膜損傷ぐらいで見つけて除去できたんです。べつにクレームをつけたいとかじゃなくてですよ??ある製品でそういうことが起こる可能性をしらなきゃいけない人もいるんですよ?」とか口走ってしまいました。こんなにまとまった文章ではないでしょうけど。

淡々とですが、研修医を怒鳴るだけで数日間胃痛になる人間としてはよくやった方だと思います。

あっさり、「このレンズでの異常は報告されていません。そういう健康被害のような報告は、ちゃんと”眼科医”によってなされますが」
とあしらわれてしまいました。

うーん。

性犯罪被害の報告がないから、存在しないみたいな理屈に聞こえましたが、がまんします。だって担当者にしてみればそう答えるしかないでしょう。

担当者の言動に間違いはありませんし、立場も理解できます。そのロット(複数ですが)の調査をするとも言ってくれましたし。

手元に残った半年分のレンズをどうするかなんて、このブランドを使い続ける恐怖に比べればどうでもいいことです。ただの善意の情報提供だったはずなのに、疲れきってしまいました。「あー、俺ってクリニックでもメーカーでもクレーマー扱いか」と。

ともあれ、学ぶことの多い時間でした。日本に帰って臨床医に戻ったとき、何かの糧になればいいなーと思います。

クレーマーのお話はつまんないしこれでおしまいです。

2011年6月19日日曜日

○ンタマの危機2

前回の危機以来、別ロットの箱を開けて使用中です。使用前に、とても注意してレンズに損傷がないかチェックし、外す時も極めてゆっくり、レンズに欠損がないか確認。

しかし、5日目にして、再び「完全に円形でないレンズ」がとれてしまいました。
しかも、旅行中です。

危機!
6年使ったワンデイアキュビュ―ではこんなことなかったのに、これは製品として成立しているんでしょうか・・・

2011年6月14日火曜日

英検

日本では分かりませんが、海外の会場ではティーンネイジャーばっかりです。
私の隣も、18歳ぐらいの女性で、身分証明書が米国のパスポートだったのでネイティブというやつでしょう。

つまり、私を含め少数の大人は「英語の試験」として受けているのですが、大半の受験者は「現代文の試験」として受けているのだなと思いました。

問題の内容が新聞や雑誌の記事から引用したもののようでした。英語力は置いといて、そもそも子供には難しい内容なのでは・・・と思いましたが、みんなサクサク解いていたように見えました。

2011年6月11日土曜日

○ンタマの危機

 医療のことは書かないといいつつ、今回は患者側なので。
 朝、使い捨てのソフトコンタクトを装着したところ、何か違和感があったので一度外してつけなおそうとしたら、なんとレンズが3:7ぐらいの割合で裂けてしまい、3のほうだけがでてきました。
 あわてて残りを探し、しばらく頑張ったのですがどこにも見当たりません。「何かの拍子に落ちたかもしれない」「基本的に異物だから、目の上にあればじきにでてくるだろう」と自分に言い聞かせ、多少のごろごろ感はありましたが仕事を始めました。
 しかし、夜になるにつれ、結膜は赤くなるは目やにがどんどん出てくるわ、やっぱりレンズの一部が目の中に残っているのでは…と思い始めました。一応医者なので、「目の真裏に入っちゃって取れなくなったらどうしよう」とは思いませんが、ここは悩みどころです。病院に行くかどうか。
 というのも、以前ある日本人に付き添って近所のERに行ったことがあるのですが、「比較的初診の救急医が粘り、専門医を呼ばない」傾向にあるのを感じたからです。患者にしてみれば病院の印象なんて、こんな一回のことで決まってしまうものなのかもしれません。
 ともあれ、初診医が眼科医でなくて、もし見つけられなければ、“もう目の中にはないのかもしれない”可能性に縋りたくなることでしょう。「きっと気付かないうちに落ちちゃったのかもしれませんね。目薬を出しときます。もし心配でしたらそのうち専門医の予約をとりましょう」という話になりそうです。つまり、仮にレンズが残存していて、かつ見つけてもらえなければ、いたずらに異物を残し悪化させる原因となります。
 次の日は朝4時半起きで、飛行機に乗らなければいけません。これで朝症状が進んでいた場合、そのままアウェーに赴く自信がありません。腹を据えてERへ行くか逡巡していたのですが、実は眼科医の留学生が近所に住んでいるのを思い出しました。早速電話して事情を話すと、とりあえず診てくれるとのことです。
 結果的に、その先生の徒手技術と非常用の懐中電灯だけで、上眼瞼の奥深くに7割のコンタクトが残っていたのがわかり、何とか取り出してもらうことができました。Dr.にこんなに心から感謝したのは生まれて初めてかもしれません。私も、自分の持ち技がこんな感じで役に立つことがあるかなーと考えてみましたが、麻酔科のため、どうも救急車を呼ぶのが先決のシビアな状況しか思いつきませんでした。
 気になることに、同じロットNo.の新しいレンズを開けてみたら、最初から小さな亀裂が入っていました。これが原因かもしれないので、日本の処方してくれたクリニックに電話してみました。訳を話すと、ものすごく丁寧に担当者に代わり「ななな何か必要なことは、ごございませんか」状態になってしまいました。いや、私はクレーマーじゃなくて、ただメーカーに伝えて欲しいだけなんですよ…。

2011年6月9日木曜日

勝者側

先日、近所にある鉱山を見学に行きました。地味ですが、市街地に近いため無難な観光名所になっています。


さて、この手の展示館では、必ず歴史的な展示物として、そこの職員が戦争に出征した際の物が並んでいます。今回は、戦利品として持ち帰ってきた日本兵の遺品があり、その中に個人の貯金通帳や手帳をみつけました。ところによっては、その兵士の家族写真のようなものを見つける場合もあります。

 銃やヘルメットならまだしも、「ちょっとこのセンスはどうかな」と思うときがあります。靖国神社を教えて、そこに送ってもらおうかとも考えましたが、説明して分かってもらう自信がなかったのでやめました。

2011年6月8日水曜日

クリケット

投げられたボールを、バッターが比較的自由に打つ競技です。インドとかで盛んです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88

このルールを一読して理解できる人がいるか不明です。

指導教授の息子がインドに住んでいたことがあるのですが、彼の説によると、

「実はインド人は野球をしているつもりである。最初、野球が文献だけで伝わった結果、ああいう仕上がりになった」

なそうです。

2011年6月6日月曜日

領事館

急きょ、私の米国滞在証明を日本の家族に送る必要が生じました。
住んでいる州には、日本の大使館も領事館もありません。職員がこちらに来て出店を構えてくれる「出張サービス」もあるにはあるのですが年に数回なので、急いですべきことがあれば、隣の州にある総領事館へ直接行く必要があります。
車だと片道8時間なので飛行機で日帰り往復です。

でもまあ、日本領事館の職員は日本人だからいいんです。
①書類作成に必要な情報が分からなくて、窓口の前で、真夜中の日本に電話
②というか普段スカイプしかしないため、単に携帯から日本に電話をかけるだけで30分ほどてこずる
③やっと繋がっても、延々とあーでもないこーでもないとやっている
こんな感じでも、まあ笑顔で対応して下さります。

日本の方は安心です。どっかの国の役所と違って、窓口レベルで突然ルールを曲解したり、わけのわからん意地悪(!)をしかけたりしてこないので。

その手の人を、"(minor) bureaucrat(ビューロクラッツ)"と呼ぶようです。英語っぽくない響きですが、なぜかこの単語は一度覚えたら二度と忘れない味わいがあります。

2011年6月5日日曜日

キムチチャーハン(プレーン)

用意するもの
ご飯1合程度、卵1個、しょうゆ少々、キムチの素、塩コショウ

1) 昨日のご飯を炊飯ジャーのまま用意
2) 卵1個を混ぜて、で1に注ぐ。適当にぐちゃぐちゃ混ぜる
3) 大き目のフライパンを熱して、油をちょっと入れる。煙が出てくるころに上記を投入
4) 60秒カウント開始。
 ご飯を火山口のような形にして、真ん中のフライパンが露出しているとこに、しょうゆ適当量投入。泡だってこげてきたら(数秒です)ご飯と混ぜる。
 キムチの素についても、同様にする。
 適当に塩コショウをかける。
 60秒で、卵の生っぽいとこがなくなったら完成。
 (アメリカの私のすんでいる地域の生卵は基本危険らしいため)

このやりかたで、とりあえずぱらぱらになります。誰に教わるでもなくここにたどり着きましたが、きっと同じことをしている人は多いと思います。

あ、昔「米をいためてから炊くと何かおいしい」と気づき、自分は天才だと思いました。
翌日、同級生に「それはピラフである」と教わりました。

2011年6月4日土曜日

アメリカのマラソン大会

基本的に全て大ざっぱな国なので、マラソン大会もそんな感じです。

近所で行われたハーフマラソンの大会に出ましたが、集合場所からバスで連れて行かれたところには何もありません。

何か人が集まっているとこがあったので、行ってみると簡易トイレがいくつかあって、みんなそこに並んで「スタートラインどこだろう」とか言っています。

で、夏だけど高地の早朝なので寒風吹きすさむ中、普段は冷感なんてなさそうなアメリカ人がガダガタ震えながら待ってます。

そのうち、普段着のおっさんが現れて、携帯電話を見ながら、とくにメガホンを使うでもなく「えーと、スタート」

途中、コースの指示の間違い?なんかに悩まされながらの21キロでした。

一時が万事そんな感じです。個人的には、始まって歴史の浅い大会や、参加人数数百人の小さな大会なんかが危ない印象です。

でもアメリカのいい点は、「水道水が飲める」ことです。だって、給水場で出るのはどうせその辺の水道水ですから。
以前、水が要注意の国のマラソン大会にでて、開始3キロ最初の給水で下痢をして、42キロ全てのトイレを制覇し、死人のようになってゴールしたことがありました。
マイドリンクを持っていけばいいだけの話ですが、私は腰や背中に装着すると、重みと振動ですぐ腰痛になるので。

ちなみに、日曜日だと宗教的な理由で出られない人が多いためか、マラソン大会は基本土曜の早朝です。
私としては、日本もそうして欲しいです。
日本は日曜の朝9時とかなんで、
1)レース後に、まだチェックアウトしてないホテルでシャワー浴びたりできない
2)前日飲めない。どうせなら、土曜にレースしてあとは観光とかして、酔っ払いたい
とか不都合なことがあります。

まあ、いろんな理由で今の形に落ち着いているんでしょうね。

2011年6月3日金曜日

リジェクト

米国に来て最初の論文を医学雑誌に送ったのですが、リジェクト(不掲載)を食らい、半年以上眠っていました。

雑誌には編集委員に加え2,3人の査読者というのがいて、採用/不採用の理由を書いた手紙を送ってきます。

で、周囲が「査読者の言ってることはピントがずれている!」と言っていたので、そうかな~と思っていました。

しかし、半年たってもう一度よく読むと、なんか全部査読者の言っていることが正しいような気もします。私が当時より冷静になったのか、または英語力が僅かに伸びたのかもしれません。

それにしても、再投稿どうしましょう。

私はこれまでの少ない出版経験で、全て査読者/校正者/編集者の「ここをこう直したら?」的なコメントに平身低頭してしたがって済ませたことしかないので。

2011年6月1日水曜日

囲む

あるグラフの点を線で囲んだら?みたいな話になりました。

「いや、囲むのはいいアイデアじゃない!」と言いたかったのですが、

"circle round"が出てきませんでした。

こんなのばっかりです。