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2011年11月13日日曜日

情と確率

私は皮膚が弱いというか何と言うか、コントロールが悪くなるとボロボロになる体質です。
多少強い薬で症状を抑えられなくもないのですが、体への負担を考えて留学中はそれ以外の治療法・・・をやってみてさらにズタボロになりました。

帰国後、まずやはり対症療法的ないわゆる西洋薬を出してもらいました。並行して漢方専門の薬剤師のところに行き、煎じ薬を出してもらっています。この先生は、中国で資格を取って日本へ留学し、そのまま薬局を開業している方です。

この漢方薬の処方を見てみますと、多分にカスタマイズされていますが、実は留学中に自分で見立てて買って使っていたもの(出来合いのエキス製剤です。正直あんまり効かなかったけど)と大きな変わりはありませんでした。

それでも、自宅で毎晩煎じて飲み、残りを職場に持って行って食間に飲むという面倒なことが数週間続いています。この手の薬は効くまで時間がかかることが多いので当たり前なのですが、自身のめんどくさがりや疑い深さを考えると、驚異です。

というのも、その薬剤師の先生が自信満々に「これならちゃんと治りますよ」と言ってくれたことが印象的だったからだと思います。

科学的になればなるほど、それに今のご時世に合わせれば合わせるほど、絶対治るだの100%安全などとは言えません。起きうるリスクを完全に理解していただいた上で治療が始まり、それでもちゃんと治るかどうかはやってみないと分からない・・・と表現するしかないものです。

でも、患者が求めてるのは結局、昔ながらの「その一言」なんですよね。

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